こんにちは。スタッフの岡井です。
気品に満ちた高貴な輝きを放ち、官能の石・知性の石とよばれるアメジスト。
ローズストーンでも、ご印鑑やアクセサリーとして選ばれるお客様がいらっしゃいます。
また、２月の誕生石としても有名ですね。
アメジストは、ギリシャ神話で女神「アルテミス」に使える女官「アメシスト」にちなんで
名付けられたとされています。
どのようなエピソードがあったのでしょうか？
ある日、酒の神「ディオニューソス」が悪戯をし、女神「アルテミス」にとがめられます。
そのことに腹を立てたディオニューソスが復讐を企みます。
ディオニューソスは、家来のバッケーに
アルテミスの女官「アメシスト」を襲わせます。
異変に気付いたアルテミスが、とっさにアメシストを水晶に変身させました。
その水晶のあまりの美しさに、ディオニューソスは自分の犯した罪の重さを後悔し
懺悔の意味を込めて、水晶に葡萄酒を注いだことにより、紫色に染め上げられ、
この世で最も美しい宝石・アメジストになったというお話です。
そして、そのことがディオニューソスの生きるエネルギーにとなったそうです。
ここから、アメジストは愛の守護神・酒に酔わない力がある宝石だと信じられていったようです。
古代ギリシャの人々はアメジストで作られた杯でお酒を楽しんだという神話から
「人生の悪酔いを避ける石」とも称されたそうです。
こんなエピソードを知って身に付けたり、ご印鑑にされたりすると
一層愛着がわきますね。
そういえば、お隣の石川県の加賀地方では
わずかながら「加賀紫」と呼ばれる良石の紫水晶が産出していたそうですよ。
福井県で、もしも産出されていましたら、
「越前紫」になるのでしょうか・・・？（笑）
発掘してみたいです！
